断酒会とは
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1958年に誕生し、1963年には全日本断酒連盟という全国ネットワークがつくられ、会員は約1万人にも上ります。
静岡県断酒会は県内21支部を組織し活動を続けており、会員とその家族がお酒のない新しい人生を明るく生きています。
断酒の誓い
- 私たちは酒に対して無力であり、自分ひとりの力だけでは、
どうにもならなかったことを認めます。 - 私たちは断酒例会に出席し、自分を率直に語ります。
- 私たちは酒害体験を掘り起こし、過去の過ちを素直に認めます。
- 私たちは自分を改革する努力をし、新しい人生を創ります。
- 私たちは家族はもとより、迷惑をかけた人達に償いをします。
- 私たちは断酒の歓びを、酒害に悩む人たちに伝えます。
私たち断酒会は何も難しい活動をしていません。
体験談を語る場である「例会」への出席と組織活動である様々なプログラムに参加することで断酒を続けています。
私たちは例会の場や様々なプログラム活動の最初に「断酒の誓い」を全員で唱和しています。
この断酒の誓いは断酒する私たちの目的や活動を示しています。
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- 本当にお酒やめている?
- 「お正月ぐらいはお酒を飲むんでしょ!」とよく聞かれますが、私達は一滴もお酒を飲まない事を大きな目的の一つとしています。入会以来一滴も飲まない人が大多数をしめています。
しかし、断酒会は、お酒をやめた人達だけの集まりではなく、やめる必要のある人達の集まりでもあります。私たちは、現在飲んでいても、やめようと決意した人を喜んで迎え入れています。
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- お酒をやめさせてくれる?
- 「断酒会に入ればお酒をやめさせてくれる」
結果としてこの言葉は正しいのですが、断酒会に入っても、断酒するための指示や指導は、行われません。
活動の大部分を占める「例会」の席で、自らの酒害体験を語り、仲間の酒害体験を聞く、そうして断酒するために私はこう考えこのような行動をしたという自らの継続体験を語るだけに終始しています。
誰に言われても、どんな失敗をしても、決してやめることの出来なかったお酒でしたが、お酒をやめている仲間の中で、断酒会活動を続けるうちに大きな変化が現れてくるのです。断酒とは自らの意志でお酒を断ち回復と成長を目指すものなのです。
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- 私たちは自らを酒害者と呼びます
- 私たちが持つアルコールのコントロール障害という体質は、何年酒を断っても元の上手に飲める体には戻りません。
常にこのことを忘れないために、また、常に過去の忌まわしい体験を忘れないために私たちは自らを酒害者と呼びます。
しかし、この酒害者という言葉はアルコール依存症者である私たちだけを表しているだけでなく、私たちの酒害を受けてきた家族のことも酒害者と呼んでいます。それは、私たちの飲酒が元で共依存になってしまった家族もまた酒害者と呼ぶべきと考えているからです。与えた側も受けた側も共に自らを見つめ直し回復する必要があるからなのです。